結婚式の準備は想像以上にやることが多く、初めての経験に戸惑う方も多いでしょう。
しかし、何から、どのタイミングで準備を始めればよいのかを把握しておくと、焦らず安心して進められます。
本記事では、結婚式までのスケジュールを時期ごとに詳しく解説し、やることリストとして整理しました。
ぜひ最後まで読み進めてみてください。
目次
結婚式の準備はおよそ1年前から始めるのが理想です。
それは、早めに計画を立てておくと式場の空き状況や人気シーズンの競争を避けられ、理想に近い式を実現しやすくなるからです。
スケジュールをしっかり立てておくことで、一つひとつの準備にゆとりを持って向き合えるでしょう。
まずは1年前から当日までの大まかな流れを掴み、これからどのような準備を進めていくのかのイメージを膨らませてみてください。
最初に、結婚式1年前〜6ヶ月前までの流れを紹介します。
この期間のやることリストは下記の8項目です。
この時期は結婚式の大まかな方向性を決め、理想をカタチにする期間です。
焦らずに丁寧に、一歩ずつ準備を進めましょう。
まず始めるのは、結婚式の情報収集やイメージづくりです。
SNSや雑誌、結婚情報サイトなどを見ながら、テーマや雰囲気、衣装のイメージアップをするとよいでしょう。
情報が多すぎて混乱することもあるため、気になったアイデアはメモや画像でまとめておくと便利です。
イメージが固まり始めたら、式場見学やブライダルフェアに参加してみましょう。
ネットの写真だけではわからない空気感や動線、スタッフの対応をチェックするため、実際に足を運んで確認します。
見学は1日に詰めすぎず、ゆとりを持ってまわるようにしましょう。
見学を重ね、2人の理想に合った場所を見つけたら、式場と日程を決定します。
人気のある式場や大安などの日取りはすぐに埋まってしまうため、早めの決定が肝心です。
季節や曜日、ゲストの都合も考慮しながら、ふたりにとってベストなタイミングを選びましょう。
結婚式当日にゆっくり写真を撮るのは難しいため、前撮りや別撮りを検討しておくとよいでしょう。
前撮りは、撮影データを招待状やプロフィールムービーに活用できるというメリットもあるため、おすすめです。
当日の衣装の検討は、早めに始めると選択肢が広がります。
着てみたい衣装のスタイルや色、素材の希望を整理し、衣装店で試着を重ねながらじっくり選び、納得のいく1着をみつけましょう。
肌やボディラインを整えたい方は、この時期からブライダルエステを検討することをおすすめします。
無理なく続けられるスケジュールを組んで、準備と並行して自分磨きも楽しみましょう。
ペーパーアイテムや装飾小物など、自作または手配が必要なウェディングアイテムをリストアップしておくと準備がスムーズになります。
何を手作りするか、外注するかの判断もこの時期にしておくとよいでしょう。
ふたりの絆を象徴する結婚指輪は、じっくり選びたいアイテムです。
既製品の購入でも納品に数週間かかることがあるため、早めに検討しておくと安心ですね。
次に紹介するのは、結婚式5ヶ月前〜3ヶ月前のスケジュールです。
下記の10個の項目を参考にして準備を進めていきましょう。
この時期は、細かい内容を詰めていくフェーズです。
やるべきことを一覧で把握し、優先順位をつけながら取り組んでいきましょう。
この時期から、式場スタッフとの本格的な打ち合わせが開始されます。
挙式や披露宴の流れ、料理、装花、衣裳など、項目ごとに確認すべき内容が多いため、メモや資料を準備しておくと安心です。
ふたりの希望を伝える場でもあるため、遠慮せずに理想を言葉で伝えるようにしましょう。
二次会の実施有無や会場、幹事を決定するのもこのタイミングです。
実施する場合は、会場の候補をリストアップし、幹事を早めに依頼する必要があります。
場所や演出の方向性を相談しながら、段取りよく準備を進めていきましょう。
披露宴の流れやプログラムは、招待ゲストの顔ぶれや会場の雰囲気に合わせて構成します。
また、キャンドルサービスや映像演出など取り入れたい演出がある場合は、式場スタッフに相談しながら検討していきましょう。
披露宴の雰囲気を左右するBGMの選定も、この時期に取りかかる項目です。
入場、乾杯、退場など、シーンごとに合う楽曲をリストアップしていきます。
著作権の確認が必要な場合もあるため、使用可能かどうか忘れずにチェックしてくださいね。
ゲストリストが固まったら、招待状の準備を始めましょう。
デザインや文面を決めるほか、宛名の確認や封入作業など細かな作業が多いため、早めに動くことが大切です。
ドレスや和装など、結婚式で着る衣装を最終的に決定します。
試着を重ねてきた場合は、この時期にフィッティングを行い、サイズ感や全体のバランスをチェックするとよいでしょう。
小物やヘアスタイルも、衣裳に合わせて決めておくと安心ですね。
衣裳や会場の雰囲気に合わせてブーケとブートニアを検討し、イメージを固めていきます。
季節に合った花を選ぶと、より統一感が出てナチュラルな仕上がりになりますよ。
全体の印象を左右する要素である、装花のイメージも検討していきましょう。
ブーケと同様に好きな花やカラーを明確にしておくと、スタッフとの打ち合わせがスムーズになるため便利です。
ゲストへの感謝を伝える引き出物やプチギフトも、このタイミングで選定します。
持ち帰りのしやすさや、配送の有無も考慮して選ぶとよいでしょう。
ウェルカムボードや席札、プロフィールブックなど、手作りを検討しているアイテムは、この時期から準備を始めると余裕を持って制作できます。
無理のない範囲で、自分たちらしいデザインを取り入れていきましょう。
ここでは、挙式2ヶ月前のスケジュールを紹介します。
この時期のやることリストは、下記の13項目です。
結婚式まで2ヶ月を切るこの時期は、準備の仕上げに入る大切なフェーズです。
この時期からは確認作業が増えるため、スケジュール管理を意識して進めるとよいでしょう。
まだ招待状を発送していない場合は、すぐに準備を整えましょう。
郵送後は1〜2週間で出欠の返答が届き始めるため、返信用ハガキの整理や管理の準備もしておくと安心です。
招待状の返信が揃いはじめたら、ゲストの出欠確認と席次を決定していきます。
ゲスト同士の関係性や年齢を考慮し、会話が弾むような配置を意識するとよいでしょう。
ゲストに喜んでもらえる料理やドリンクの内容を決定します。
アレルギーや苦手な食材がある場合は、個別対応が必要かどうか式場に相談することを忘れないようにしましょう。
式場または専門店と打ち合わせを行い、ウェディングケーキのデザインやサイズ、フレーバーを決定していきます。
装花やトッパーの有無、カットの演出方法など細かい点も確認するとよいでしょう。
事前にリハーサルを行い、当日のメイクイメージやヘアセットの仕上がりイメージを決定します。
衣裳に合うスタイルを提案してもらいながら、自分に似合う髪型やメイクを見つけましょう。
肌質や髪質に合わせた提案も受けられるため、気になることがあれば事前に相談しておくと安心です。
ドレスや和装に合わせて、アクセサリーや靴、ヘッドパーツ、ベールなどの小物も決定します。
レンタル品か持ち込み品かも確認し、必要な手配があれば早めに対応するようにしましょう。
以前検討していたブーケやブートニアの内容を最終決定します。
式当日の気温や持ち運びを考慮し、長時間美しさが保てるアレンジを選ぶと安心ですね。
会場全体の装花も、ゲストテーブル、高砂、受付など、それぞれに必要な装花の内容とボリュームを決定していきます。
カラーコーディネートの統一感を意識すれば、より洗練された印象になりますよ。
ゲストに渡す引き出物やプチギフトを確定し、必要に応じて仮予約を入れましょう。
配送の有無、持ち帰り用袋のサイズ、プチギフトのラッピングなど、細かい仕様もよく確認しておくと安心ですね。
オープニングムービーやプロフィールムービーなど、映像演出を予定している場合は、制作会社や依頼先と内容を詰めていきます。
自作する場合も、構成や使用写真・動画の整理をこのタイミングで進めましょう。
結婚式当日の写真や動画を残すためのカメラマンやビデオ撮影スタッフを手配します。
プラン内容や撮影範囲、アルバム制作の有無などを確認し、希望があれば事前にリクエストを伝えておきましょう。
遠方から来るゲストのために、宿泊施設や交通手段の案内・手配を行います。
ホテルとの提携割引や送迎バスの利用など、利用しやすい手段を提供することでゲストの負担を減らしましょう。
ゲストや親族の着付けが必要な場合は、会場内の美容室や近隣の店舗で着付けの手配を行ないます。
ヘアセットやメイクも含めて必要なサービスを事前に確認し、本人に伝えましょう。
結婚式1ヶ月前となると、結婚式の準備も終盤を迎えます。
この時期のスケジュール内容は、下記の11項目です。
不備や漏れが無いように、一つひとつ丁寧に確認していきましょう。
仮予約していた引き出物やプチギフトは、このタイミングで最終個数を確定し、本予約を行います。
ゲストの出欠はすでに確定しているため、それに合わせて余裕をもった数を手配しておくようにしましょう。
披露宴のクライマックスで贈る、両家の親への記念品を準備します。
名入れや写真入りの場合は制作に時間がかかるため、早めに注文するようにしましょう。
贈る際の言葉や渡し方も一緒に考えておくとスムーズですね。
プロフィールブックやウェルカムボード、リングピローなど、自作アイテムやオーダー品のウェディングアイテムを完成させましょう。
完成後は破損したり汚れたりしないよう、丁寧に梱包しておくと安心です。
当日担当するスタイリストとヘアメイクの最終リハーサルを行い、デザインを最終決定します。
当日のドレスやアクセサリーとの相性、動きやすさ、写真写りなどを踏まえて、納得のいくスタイルに仕上げましょう。
肌やボディラインのコンディションを整えるため、ブライダルエステやネイルケアをスタートさせます。
ネイルは挙式数日前に仕上げるようスケジュール設定するのがおすすめです。
結婚式場との最終打ち合わせを行い、全体の流れや演出、段取りを確認します。
持ち込みアイテムの確認、各スタッフとの連携、万が一のトラブルへの対応策など、細部まで詰めておくことで安心して本番を迎えられるでしょう。
式場ごとの支払期限に従い、費用の支払いを済ませます。
明細書の内容をよく確認し、見積もりと差異がないかよく確認しておきましょう。
支払い方法や振込先も事前に確認しておくと、トラブルを未然に防止できます。
当日渡すお車代や心付け、お礼用の新札やご祝儀袋などを準備しましょう。
新札は早めに銀行で手配し、ご祝儀袋にふさわしい水引きや表書きを選びます。
完成した席次表の名前や肩書に誤りがないかを最終確認し、司会者に共有します。
その際、ゲストの情報やプロフィール、紹介してほしいエピソードなども共有しておくと、温かい雰囲気の進行が期待できるでしょう。
手作りアイテムや装飾品、演出に使う小物などの持ち込みアイテムを、式場へ搬入しましょう。
搬入日や方法、置き場所などを式場と事前にすり合わせておくことが大切です。
また、搬入リストを作ってスタッフに共有しておくと、紛失や破損のリスクを減らせます。
新郎新婦や両親、友人代表によるスピーチや花嫁の手紙、謝辞の原稿をこの時期までに完成させます。
緊張しても伝えたい想いが届くよう、心を込めて準備しましょう。
最後に、結婚式準備をスムーズに進めるためのポイントを3つ紹介します。
ポイントは大きく以下の3点です。
ぜひ参考にしてください。
最初のポイントは、準備する際の役割分担をすることです。
結婚式の準備は項目が多く、どちらか一方だけが抱えると大きな負担になってしまうでしょう。
事前に分担表や進行状況表を作成すると、現状を把握しやすく楽な気持ちで準備に取り組めます。
衣裳や演出は花嫁が中心に、ゲストの交通手配や引き出物は花婿が担当するなど、得意分野や都合を考慮して役割分担をするのがコツといえるでしょう。
お互いに譲り合う気持ちを持つことも、ポイントの1つと言えるでしょう。
理想の結婚式に対する想いは、それぞれ異なる場合も多くあります。
意見が食い違ったときには、自分の希望を押し通すよりも、相手の気持ちを尊重しながら歩み寄ることが大切です。
お互いに譲れる部分を見つけていくことで、より満足度の高い結婚式になるでしょう。
最後のポイントは、感謝の気持ちをしっかり伝えることです。
準備中は忙しさや不安から、つい不満や焦りが出てしまう場面も増えるでしょう。
そんなときこそ、支えてくれる相手や家族、式場スタッフへの感謝の気持ちを言葉にすることが大切です。
感謝を忘れずに過ごすことで、準備期間そのものがかけがえのない思い出になるでしょう。
結婚式の準備は、初めての経験ばかりで不安に感じることが多いかもしれません。
しかし、全体のスケジュールとやることをしっかり把握しておけば、焦らず段階的に準備を進められるでしょう。
また、感謝の気持ちを忘れず、役割分担やコミュニケーションを工夫することで、2人らしい温かな結婚式を迎えられます。
今回ご紹介した内容を参考にして、効率的に結婚式の準備を進めていきましょう。
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この記事を書いた専門家(アドバイザー)
著者情報 JADEE_MEDIA
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